「英語の小説を無料で読みたい!」
「洋書を読むのはハードルが高いけど、英語多読に興味がある!」
英語の多読をしたいと思っても、「洋書は結構高いし、どの本が自分に合うかわからない…」と迷ってしまうことはありませんか?
実は、完全無料で英語の小説を楽しめる「Withstory」というアプリがあるんです!
一言で言えば、青空文庫の英語版みたいなもので、無料で英語の名作が読み放題。
私は洋書好きで普段から本を読んでいるのですが、このアプリを最近知り試してみました。
この記事では、多読がどれだけ英語学習に役立つかを解説し、Withstoryの魅力をお伝えします。これを読めば、英語の小説をもっと気軽に読んでみたくなるでしょう!
Withstory – 英語多読・ディクテーション
Atsushi Fujimoto無料posted withアプリーチ
多読の効果
多読は英語学習において非常に効果的が高いということは、様々な研究で証明されています。
例えば、関西外国語大学の研究では、多読によって速読力とTOEICスコアが上がったことが示されています。
この研究によると、5万語以上の洋書を読んだ大学生のリーディングスピードが平均で26.7%向上し、TOEICスコアも平均で15.4%上昇したとのことです。
スコアが500点であれば、577点と大幅アップだね!
さらに、富山大学の研究でも、50万語の多読を実施した大学生の読解力と語彙力の向上が確認されています。
特に、初心者の学生では語彙数が平均で約500語増加したという報告があります。
自分の語彙数を知りたい方は、無料の語彙力測定テストについての記事をぜひ読んでみてくださいね。
多読のメリット
研究をまとめると、多読には以下のようなメリットがあることがわかります。
このアプリでは世界で有名な古典作品が読めるため、以下のメリットもあります。
多読の注意点
ただし、先ほどの富山大学の研究に多読についての注意点がありました。
多読が本当に効果を発揮するのは threshold vocabularyと言われる基礎語彙(4,800語程度)がある場合であって、そこに達していない学習者に対しては、多読と平行して語彙クラスなどを設けてあげることが望ましい。
基礎的な語彙力がない状態で多読をしても意味がないので、4,800語程度は覚えてから行うようにしましょう。
Withstoryはどんなアプリ?
Withstoryは、英語の名作小説を無料で楽しむことができる完全無料のアプリです。
日本の青空文庫の英語版のようですよね。
青空文庫は、著作権の切れた文学作品を無料で提供する電子図書館で、夏目漱石の「こころ」や宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」など、日本文学の古典的名作が読めます。
Withstoryでは、著作権が切れた名作英語小説を自由に読めます。「シンデレラ」などのおとぎ話から、「シャーロック・ホームズ」など小説作品など、豊富な作品が収録されています。
ただし、Withstoryは現在、iPhoneやiPadのApp Storeでのみ利用可能で、現時点でAndroidには対応していません。
Withstoryの使い方
使い方はとてもシンプルです。
①読みたい本をタップ
②本をダウンロードして読む
文をタップすると、下にAIによる日本語訳が表示されます。
わからない場合にいちいち調べる必要がないよ!
ディクテーション機能あり
Writingのボタンから、ディクテーション問題ができます。
通常のディクテーションは音声を聞いて文字に起こす練習ですが、このアプリでは音声を聞いて、単語を並べ替える問題です。
リスニング力もアップできるね!
ダウンロード後はネットがなくても読める
本を一度ダウンロードしておけば、ネットがない環境でも読めます。音声も同様です。
飛行機の中などネットが使えない環境で読めて便利!
Withstoryに収録の洋書一覧
現時点で、60作品以上が収録されています。以下は「人気の作品」に表示される一覧です。
- シンデレラ
- 不思議の国のアリス
- くまのプーさん
- シャーロックホームズの冒険シリーズ
- オズの魔法使い
- ピーターパン
- グリムのおとぎ話
- 赤毛のアン
- 罪と罰
- クリスマスキャロル
- 若草物語
- 真面目が肝心
- 変身
- レ・ミゼラブル
- タイムマシン
- 幸せな王子と他の物語
- トム・ソーヤーの冒険
- 怪盗ルパン
- 白鯨
- 戦争と平和
- 私の人生
- 人形の家
- 国家
- 八〇日間世界一周
- グレート・ギャツビー
- ハックルベリーフィンの冒険
ホームズやポーなどミステリ大御所ぞろいで、ミステリ好きにはぴったり!
Withstoryの評判・口コミ
App Storeの評価は21件中、4.8/5でした。
口コミはほとんど見つかりませんでした。
実際に使ってみて感じたこと
私が実際に使ってみて感じた点を書いていきます。
忙しくてもスキマ時間で英語多読ができる
忙しい毎日の中で、スキマ時間を有効に使って多読が出来ます。
紙の本を持ち歩く必要がなく、さっとスマホで読めるというこの手軽さは、アプリのメリットです。
朗読機能付きでオーディオブックとして使える
朗読機能があり、オーディオブックとしての使い方もできます。
通勤時間などでリスニングの練習ができますよね。
特に、人による自然な朗読音声が付いているので、機械的な音声よりもずっと親しみやすく、内容が頭にスッと入ってくる感じがしました。
機械の音声ってなんだか頭に入りづらいからGood Point!
ストーリーが短めで多読初心者にピッタリ
多読初心者の方には、長い洋書はハードルが高いですよね。
このアプリは短めの作品が多く初心者向けです。
作品選びについても、無料で全作品を見られるため好きな本を見つけやすいです。
もちろん、紙の本が好きな人や、もっと深く掘り下げたい人には洋書をおすすめしますが、まずは気軽に多読を始めたいという方には、このアプリが最適です。
興味のある方は、洋書を100冊読んだ私が選んだおすすめ洋書一覧の記事もぜひ読んでみてくださいね。
アプリに改善してほしい点
多読アプリなので、本が何万語あるのかを表示してくれる機能が追加されたらいいですね。
また、やる気がUPのために自分が読んだ文字数を自動で記録してくれる機能があれば、なお良いと思います。
Withstoryは完全無料で英語小説が読めるおすすめアプリ
英語の小説を楽しみながら効率的に英語力を高めたいなら、Withstoryはおすすめです。完全無料で、ダウンロードするだけですぐ使えるのでぜひ試してみてくださいね。
注意点として、現時点ではiPhone・iPadのみの対応なので、Androidユーザーには利用できないのが残念です。
Withstory – 英語多読・ディクテーション
Atsushi Fujimoto無料posted withアプリーチ
もっと深く英語の小説を楽しみたい方は、おすすめ洋書についてのこの記事もぜひご覧ください。
ビジネス英語を身につけたい人に、私がおすすめの英会話はこちら!
今日も読んでいただきありがとうございました!
コメント